離反を折込み済みの集団というものがある。
組織からの独立という、ある種の人間にはいづれ見えてるテーマに従った中居クンたち4人は、映画「仁義なき戦い 代理戦争」における広能昌三のごとく、組織側の論理によって弾かれた(破門になりかけた)
(広能:菅原文太)「(組のバッジを返しつつ)こんな(お前)を信じ込んだ、ワシが甘かったワイ」
(武田:小林旭) 「組があってのワシらじゃけぇのぉ、こんなみたいのは、出てもらうわィ」
強圧な組織は、個人の感傷や情緒を超えて、冷徹に存在するらしい。はは。
何にでも終わりはある。訣別に至る、最終的な痛みのみを確認するために存続する、そんな集団だってあろう。ビートルズの末期がそうであったように。
SMAPといえどもいづれ必ず終わる。そう、Ziggy stardustが、引退宣言もなく突如幕引きになったように。
その終わる日が延長になっただけ。そんな当たり前のことを、再度確認させられた今回。
安堵とか落着とは程遠い、このモヤモヤ感。日本の芸能界ならではの濁りを、いやおうなしに味わされた気分だ。1978年のキャンディーズ解散は潔かったな。
<了>