世間一般に仕事と思われてる中身を検分すると、私見だと以下3つになる。
①勤務地や客先への移動や社内会議など、個人の肉体的移動及び個人時間の占有
②業務遂行のための作業
③仕事の本丸
で、本当の仕事は③しかない。
①が仕事の本体であるというのは幻想である。
それはコロナ前から分かる人には分かっていたし、この2年でコロナによって崩された。
問題は②と③の混同。
これがくっきり意識的に区別できるようにならないと世の中は良くならない。左様、仕事→世の中と、いきなり主語はデカくなるのだがそれも当然だ。あなたの仕事ぶりと世の中(社会性)の風通しの良さは分け隔てがない。
前にも書いたが例えば弁護士でいうと法廷でいろいろ弁論したりするのは上記でいえば②の作業にあたる。仕事の本筋ではない。
では弁護士の③本当の仕事はなにか。
それは②の「作業」を通じて、いさかいのない社会を少しでも実現していくということ。
言い換えれば弁護士という職能が不要になる世の中を目指すということ。
すなわち弁護士業の自己否定ということになる。
自分の仕事(作業)にしがみついていてはこの視座は得られない。
こういう視座を持ちながら業務に取り組めるかどうかで、ひとつ上を行く社会を実現できるかが決まる。
あなたの思う③を、ぜひお教えいただきたい。
<了>