ホントに「醜い人」などいないのじゃ。
世の中は人々の優れた美しさや明るさで満ち満ちておる。
たいていは気づいてないだけ。
そこを示唆するのが例えばホントの教育。
今の世は、なんでもかんでも自己肯定感をアゲる方向ばっかり称揚されてるが(「人生を楽しむ」とか)、実は否定から生まれる肯定でないと意味ないのよね。
ただただ肯定してる人生では、腐敗してくだけよん、魂が。
ボロカスに否定されてから、目覚めて模索していく。ここからが本当の勝負。他人と競い合ったり奪い合ったりする勝負でないのがホンモノの勝負。勝つことに価値があるとすれば、人はこの勝負ごとだけに真剣に取り組むべきだ。他のことはみんな「負け」たって全然かまわない。
逆に言い換えると、最初から「勝ってる」様態なのが人の本性。負けることなどできない仕組みなのが魂。
だから「ホントに「醜い人」などいない」と言えるのじゃ。
<了>