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みんなが「ホントの仕事」に従事すれば、日本は良くなるし、世界にもいいことあるよ、たぶん。



ネットで稼ごう実践編その3(最終回)

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煮物をいただく。オーガニックな食事に勝るものはない。

 

ネットで稼ごう実践編その2からの続き)

 

<世の中は、あべこべに捉えてみると「見えやすい」>

 

「儲けたい」とか「アフィリエイト」といった、願望や手段を先に持ってくると、発進できません。
よしんば発進したつもりでも、それは地に足が着いていない、虚空の前進です。
浮わついた足取りだと、柔道の投げ技のように、逆に第三者にお金も時間も取られて終了してしまいがちです。

 

ネットを利用してるんですから、無料か低資金で始められなきゃウソですよ。

 

本当の仕事はゼロからイチを生み出すことです。それは子供が自転車への乗り方を習得するようなもので、健康な大人なら、誰でもできます(乗れます)。

 

また、そのための「補助輪」は、世の中の至るところに実は落ちています。


「補助輪」とは本論の例で言えば、まずニーズの洗い出しのためのソースや、調査のための本屋。また、広く世に普及している既存のシステム(アマゾンの書評、プロフィールの自己紹介欄、ソーシャルアカウント)なんかもそうです。初動こそ他人のふんどしの力を借りますが、それとて自分の戦略なのです。

 

ただ、そうした「補助」の意義に気付いて、拾い上げて、自転車に取り付けて、ひざをすりむきながら乗り方を覚えるのは、だれであろう、あなたしかいません。だから独学しかないのです。教わるのなんか最初の数歩に過ぎません。


この、ほとんど全過程を独学で得た「真のノウハウ」ほど、あなたにとって価値のあるものはありません。

 

これこそまさにマイクロ規模ですが「実経済」の本当の姿ですし、自分の内面の芯、すなわち生活の指針、生きる道標、にもなります。
芯があれば踏ん張れます。芯があれば流されません。芯があれば人生が開けます。人のがんばり甲斐は、こういうところに(だけ)本気で発揮すべきだと思います。

 

みながみな、自分にしかできない「本当の仕事」を志向すれば、世の中はよくなるというのが僕の実感・持論ですが、これがその所以です。

 

たとえば、僕の芯(だと自分で思ってること)を申し上げると、「皮肉的にでもいいから事物の本質のなるべく近い部分を捉え、そこに単刀直入に、最短距離で切り込んでいく思考の追及」です。そして、その姿勢を表現する手段として、本ブログのテーマは「本当の仕事への思考・志向・試行・指向」と、位置づけました。

 

世の中はインターネットで稼ぐ話が蔓延しています。ゼロからでもOK、初心者でも大丈夫と、呼びかけ文句はいかにも自分でもいけそうな魅力にあふれています。

 

でも本当はネット「で」成功するんじゃない、アフィリエイト「で」稼ぐんじゃない。いや言葉としては部分的に当たってるんだけど、順番が違うんです。


キモは本当の仕事を立ち上げ、続ける。


そのビジネスの手法にネットやアフィリエイト「を」使うんです。

 

ね?世の中あべこべに考えるべきでしょう笑

 

ちなみに僕のアフィリエイトネタは秘密です。こーいうのはみなさん、自分で探すもんですよ、プロならばwww

 


<マルチ人間のススメ>

 

さらに自分の中に芯があれば利点がもうひとつあって、商売のネタが自分のせいでなく、世の中の流れで古くなったりしても、コロコロ替えることができる、また複数の依存先に分散させることもできる、ということです。自身の中に芯を育てないで外部のものに依存してると、逆境のとき、こうはいきません。

 

芯があればひとつのもの(会社とか)に一生執着する/せざるを得ないことから解放され、仕事のフォーマットをアメーバみたいに変態/分裂させることができる。それも繰り返し、それも並列でできます。

 

だれもが「あのひとは今なにやってんの?」状態。現在の立ち位置はFacebook等で確認できる、みたいな流動性。

 

数年後に、前にやってた仕事に戻ってくるのもいいでしょう。前回の仕事の仕方とは違ってるはずで、それがまた自分への肥やしにならないはずはありません。

 

たいせつなのは「何でも屋」の視点を持ち、柔軟さを身に付けることで、これはおそらく今までもずっとそうだったはずです。会社勤めのうちに、依存できるものがあるうちに、自立の力を蓄えておきましょう。ご家族のためにも。

 

逆に言えばそういう思想さえあればしなやかに、動的に仕事(及びその比重を)を移してゆけるんではないでしょうか。


ことの成り行きで関わったものが今、たまさか仕事になってる、という徒然さもあっていいですね。自己紹介のときも「△×会社のナニナニです」じゃなくて、「わたしはナニナニと申しまして、今は△×会社に勤務しておるものですが…」というように、いい意味での自分本位さ、振る舞いが、誰でも自然に出来る社会がいいと思います。


こうした「力みのなさ」は、実現できると実に楽しい。他のどんな趣味より楽しいし、なおかつ人様の役に立つ。人生ここにありって感じがするんであります。

 

地震にはしなやかな建造物(五重の塔など)が適しており、大地の揺れパワーに頑強に抵抗するような硬直化したものは、かえって脆弱とよく聞きますが、まぁそんなのと同じです。

コロコロ位相を変えていく、軽やかに自分の立ち位置、稼ぎ元を変える・作り出す。追加していく。こうしたマルチ志向の大人が増えれば、確実に社会は住みやすくなる。「マルチタレント」はなにも芸能人だけの専売特許じゃありません。

 

その舞台はインターネットの世界に限りませんが、いちばん初期費用がかからないのがネットの世界であることは論を待ちません。


個人や小組織の場合、チャネルはいつも複数準備しときましょう。そのためには、まずはひとつ小さい成功(=何度も言ってる「芯」に相当)をつくることに心底注力し、成功したらその亜流やカテゴリーのズラしをおこなっていくっていう戦略がいいと思います。

 

ホンダもトヨタもソニーもユニクロも、みんなそうだったじゃありませんか。


自分でこしらえたものの二番煎じ、言葉は悪いですがそれをやっていくのです。

 

規模は小さいかもしれませんがこの重層的積み重ねがビジネスの真髄、商いの王道です。
オリジナルは自分なので著作権や隣接権とかいう、枝葉末節に悩まされることもない。のびのび思い切ってできます。


それもこれも自分の中の芯があればこそです。はやくこの境地に到達しようじゃありませんか。「自分にはこれこれしかない」ってのは、たいてい自分への詐欺にすぎません。

 

逆にひとつの作業めいたものを唯一無二の仕事と信じてこだわり続け、「生き残りを賭けて全社一丸となって」とか、「社運を決する関が原となるプロジェクト」なんて力みが上層部あたりで始まったら、そのビジネスモデルは「終わりの始まり」の可能性が高いですから、冷淡なようですが辞めるなり別の活路を見出したほうが建設的かもですね。


人気バンドからメンバーが脱退するように、ね。外野から見たらもったいないと思うことも、案外本人はへっちゃらだったりしますから。

 

 

<了>