おにぎりと、まいたけご飯で秋の食卓。
(ネットで稼ごう実践編その1から続き)
<見つけてきたテーマに関する本の、書評を書いてみよう>
さてここでその文章(書評)について。正念場と言うからには文章に苦手意識のある方に向けて、もう少し補足しておきます。
そもそも文章とは何でしょう?それは内なる、そして異なる自己と、自分との対話過程であります。
世にはたくさんの本がありますし、ジャンルも純文学、古典、ビジネス書、自己啓発書、エッセイなど、多彩ですが、骨子はすべて「対話」およびその発展形です。
難しい言葉だと「止揚」などといったりしますが、この対話構造に入っていく、筆者の頭の中を想像する・観察することが、読書という行為です。
ただ字面のみを追う「読書」では、テレビを眺めてるのと同じなのは、言うまでもありません。
で、以上を踏まえ、文を書くときの実務テクニックとしては、以下の通りです。
<文章を書くときの思考スタイル>
・自分と架空の相手との対話で書くので「」(かぎカッコ)をつけて。
形式をそれっぽく整えて書き進めるのがまずはコツです。
・自分か相手かを「インタビュアー」(客体)とキャラ付けします。
そうするとその相手が自動的に本体になります。
・会話の出だしはテーマに関する自分の素直な感想から入ります。
・会話が続かないようなら最初の書き出しがよくないので、別の書き出しにしま
しょう。何回目かの書き出しで、必ず会話がつながります。
・相手は複数いてもいいですが、それだと書くのも大変でしょうから全部で2人と
最初は想定します。
・文体は会話調でも何でも、お好みで。
・書いてると以下の例のようにテーマによってはアホらしくなって来ます。
そしたら逆にしめたものです。世の中はある意味コントですから。
・例(表面上は主体/客体を問わず男2名の恋愛についての架空の会話。
そして大元の書評は、男女の出会いについて書かれた、これまた架空本に
関するレビューだが、ここには直接登場しないのがミソ)
A「秋になったし人肌が恋しいなー」
B「おまえ彼女いない歴イコール年齢のひと?」
A「いや一人だけいた(けど破局した)」
B「人恋しいのは秋のせいじゃないんじゃない?そろそろ周期なんだよ、女との関係を始める時期の始まり」
A「そーいう周期があるのか?」
B「ある。自分の胸に聞いてみな。勢いでも付けて付き合ってみろよ。周りにいないのかよ手近なのが」
A「野郎しかいないから何も始めらんないよ」
B「じゃあ、女が集まるとこ行けばいい」
A「行ったけど初めて会う人に恥ずかしくて声なんかかけらんない」
B「そういう小さい見栄を乗り越えて、自分にひたむきに向かってくる男に、女は惹かれるんじゃ!」
A「そうはいっても…」
B「じゃーカフェにでも通い詰めて、かわいい店員と顔なじみになれ。その後、その子の反応見ながらラブレター渡すんじゃ。」
A「それもできそうもないなー。ネットで見たけどいま婚活サイトって便利なものがあるらしいから、それに入れば展望が開けるかと…」
B「男女のマッチングサービス?そんなのに入るのなんか、自分じゃ何も始めらんないって言ってるのと同じだぜ!?。サイトの運営元は大手でも、いかがわしい出会い系アプリと内実は変わんない。そんな選択すんのは出会いのすべての方法を、地球上のすべての女に対して試した後の、一番最後の手段じゃ!」
B「おまえ、本当に彼女欲しいのかよ?何とな~く言ってるだけじゃないのか?」
~ FIN ~
・一通り書き終わったら、寝て、いったん忘れます。
・あくる日かその翌日かになれば第三者の目線になってますから、読み直して手直 しします。
・最後に「」をはずしつつ、一人称の文章に移植します。
・ということで、上の例をリライトしたものがコレです。
タイトル:「幸せは歩いてこない。だから歩いて行くんだよ」
この本は、恋愛を始めたい人にノウハウを教える本ではありません。そんなアクセサリー感覚みたいな、お気楽なものなら他にいくらでもあります。
恋愛を始めたいと本気で思う人に対してのみ、響くようなガチな内容です。
僕はこの本の方法を、恥を捨てて実践すること半年で、真剣な交際相手をゲットできました。
またこの本からは、自分から行動を開始することが人生でもっとも大事なことなんだって教わりました。
加入しさえすれば何とかなると思ってた出会い系アプリがあったんですが、今思うと入らなくて本当によかったです。
…と、こういう書き方がいいんじゃないでしょうか。
自分の中での対話に慣れれば、この最終形はすぐに書けるようになります。
以上で文章の書き方講座はおしまいです(とりあえず)。
・なお、この恋愛本は架空のものです笑。
・なお、上記の例に出てくる男Aは筆者の実例です笑。
<書評をアップロードした、そのあとの戦略は?>
アマゾンにこの書評(上記のすべてはここでだけの例です)をアップして数日たったら評判を確認してみます。
すると「このレビューが役に立ちましたか」に、何らかのリアクション、すなわち「はい」か「いいえ」かのいづれかのリアクションが入ってるはずです。
おめでとうございます。あなたのビジネスモデルが認知されたかもしれない、最初の1歩が刻まれました。
その書評が役立つと評価されてるようなら、今度はブログ(無料版で十分)を立ち上げ、そのテーマについて書いてみます。同時に知恵袋系サイトで話題を投げてみるのもいいでしょう。
ひとつでも反応があればニーズがあるということです。
戦略編の最後といたしまして、その方法論を昇華していくと、利益が出る絵が描けるか?を考えます。
以上が全部OKなら、HPやブログの作成を現実的に考えてみてもいいでしょう。
WEB制作の初心者でも大丈夫。なぜならwebページ作成技術やSEOは、発表したい意志が先立ってれば、初心者でも、時間がなくても必ず成立する世界です。
というか、成立するまで、もしくは形になるまで、やめられないほどの衝動/情熱こそがすべての礎であり「最初とは、全体の半分である」(ピタゴラス)なのです。
これがよくいう「なせばなる」の原意でしょう。
逆に言えば、意志も意味もないサイトが多いから、インターネットはゴミだらけなんです。自分でやりながら工夫を重ねていくものです。
ここらで最初に書いたアマゾンのプロフィールにしっかり自分の顔写真を載せ(これ重要)、そのHPもそこにリンクしておきましょう。そのほかFBもツイッターも、使えるアカウントはすべて使って自分というものを立体的に、公開の場で伝える環境を整えておきましょう。
半年たって反応がなければ放置して、次のニーズ探しに取り掛かるのもアリです。撤退判断も大事ですから。
これは幾例かを並列で行ったって構いません。そんな時間がないって言うなら、工夫して時間を作って、自前のwebメディアの充実を図りましょう。
こうした試行錯誤の末の最後の方に、アフィリエイトなり、ネットショッピングなり、ドロップシッピングなりといった、マネタイズの方法論選択があって、売り上げがあって、一番最後にあなたへの利益があります。
…と、図式的に言えばこういった流れです。
どうですヤル気がなくなったでしょう笑。だからイイんスよ、ライバルが居ないから笑。
(ネットで稼ごう実践編その3へ続く)