お金に困ったら読むブログ

みんなが「ホントの仕事」に従事すれば、日本は良くなるし、世界にもいいことあるよ、たぶん。



2016-01-01から1年間の記事一覧

虫はなんでも知っている。

私とはなんなのか これをひとりで想ってるうちは「私」は出てこない。 自分がひとかわ剥けた、とか、成長できた前進した、という実感をもてたときは、脱皮したあとである。そのとき自分は「旧の自分からハミ出た、自分でないもの」になりかかってる。だから…

ひまつぶしの意味変化 ~ポケGOとトランプの間~

Pokémon GO』公式サイトより ひまつぶしの意味変化 70年代の若者を振り返ると、室内遊びの光景は牧歌的であった。仲間うちであつまって何かして遊ぶとなると、当時のメインゲームは「トランプ」だった。 覚えておいでか?トランプゲーム。地味である。 「ト…

本気でやるなら誰もかれもがコンサルタント(自分の得意領域からハミ出すタイプのそれ)

突然ですがやっぱり仕事の最終形態が念頭にない、あるいはそこを考えさせないような「仕事」は、全体がなくて部分だけの「作業」って気がするわけです。 たとえば看板屋さん。ただ相見積りをかいくぐって依頼を受注し、そのとおり看板製作して施工して設置す…

「日本はすばらしい国だ」スローガンは自滅の始まり。

だいたい世の中は物事が逆である。 「日本はすばらしい国だ」なるほどそうかもしれない。しかしこの認識は原点ではない。すばらしい/すばらしくない、は人の営為の結果のみに100%対応するものであるから順番が逆さまだ。 (ここで初学者のために一言。あた…

「今日の日はさようなら」で人生を終える。

死者に弔われるのは、生者だ。 永六輔に野坂昭如、菅原文太に愛川欽也、大橋巨泉やマイケル・チミノ(米国の映画監督) 著名人が逝く。 逝くとは、ぼくなりに言えば、人が生まれた大元の円満に還っていくことだ。だから死んだ人とお別れするのにふさわしい言…

スマホに白目剥いてる顔で写る人、その目やめてほしい。

*「死霊のはわらた」(サム・ライミ監督1981年)より。ホラーと笑いをミックスした作風は、時代の最先端だった。 スマホで白目剥いてる画像に写る人、その目やめてほしい。 白目になって画像に写る人、SNSで時々見かけますよね。あれ困ってるんです。 話題自…

記事を〆るときに決まり文句をつかうプロブロガーは、傷つきたくないので自己防衛ラインを引いてるのだ。

「ワッショイ!」とか「そんじゃーね」とかの言葉でブログを締める手合いがいる。それぞれカンタンな一言だが、込めた意図があるトレードマークのようで、ご本人は気の利いた結句のつもりだ。しかし読まされた方は軽い違和を感じる。何が違和かというと、本…

天皇、位やめるってよ

仕事、身分、血筋、歴史・・・ 引退って現象は、人にとってどういう意味を持つのか、考えさせられます。

「シン・ゴジラ」(7.29公開)が楽しみすぎる。その前にゴジラのおさらい。

*仙台駅前PARCOでゴジラ展やってたので撮影。 youtu.be ゴジラ全28作のダイジェスト動画。戦後のゴジラという「対決」や「打倒」の方法論変遷がよくまとめられていて、思わず引き込まれるように観てしまった。なにを隠そうぼくは怪獣映画が大好きなのだ。で…

ダイバーシティについて

何がダイバーシティじゃ潜水都市かよ多様性と言え。その変なカタカナ横文字コンプレックスこそが、本当のダイバーシティと逆の心理なんじゃねーのか(了)

「おのれのことばかりかんがえるやつは、おのれをも滅ぼすやつだ!」(from「七人の侍」志村喬)

*常に客の方を向き、独自の味の研究に打ち込んだラーメン屋だけが、支持される。 人をさしおいた制度の「合理的」な空洞化が進んでる。以下に実例をば。 ■正規も非正規もいまや立場は紙一重。 ■社外から取締役を1年限定で招集→取り締るだけなら警察いらね。 …

ペーパーレス化やテレビ会議は、はたして正義なのか?

*その進歩は本当に進歩といえるのか? 画面よりも紙に印刷した物の方が、間違いを見つけやすいのはなぜなのか。 以前、ネットで結構論じられた話題に「液晶ディスプレイで文章を読むより、紙に出力したものを読んだ方が誤字脱字や文法の間違いなどに気づきや…

日ペンの美子ちゃんにおける数々の優れたマーケティングの手法を解明したら、近代的自我の呪縛という不幸の構図があぶりだされてきたから報告します。

1代目美子ちゃん。画:矢吹れい子(中山星香) 1972年~1984年の間掲載とのこと。引用元http://blog.livedoor.jp/textsite/archives/54987973.html 日ペンの美子ちゃん現象を振り返る ~コンプレックスからニーズを掘り出して商売する手法~ おもしろうてや…

ほかのものに己を仮託するというブルース音楽の話法は、個人至上主義を上回る思想になる。

*悪魔と邂逅した伝説を持つ唯一のブルースミュージシャン、ロバートジョンソン。ハットのかぶり方もスーツもキマッてる。音は陽気な呪文のようだ。 youtu.b *Howlin' wolfの傑作アルバム「Moanin' in the moonlight」。近代ブルースの文法を全部採り入れたバ…

「知らんホトケより、しっとる鬼の方がマシじゃげの」(by 菅原文太)…「仁義なき戦い」の名セリフから学ぶ人生訓。

無自覚な偽善は、自覚的な偽悪よりタチが悪い。 こういう話↓が2ch掲示板に挙がっていて、自分の知り合いにも同じような人がいて身に覚えがあったし考えさせられた。長いけど、全文引用してみる。 その神経がわからん!その21 135 :名無しさん@おーぷん :2…

つまらん紙でパンパンに膨らんだサイフは醜悪だ ~ケリをつけることの経済学~

仕事をキメきれない日々 前にサラリーマンをしていたころ一番イヤだったのは、いつも複数並行の、中長期的な問題や案件に頭が支配されてたことだった。それらの問題は相手の経済状況に由来するものだったり、好き嫌い次元の人間関係の話だったりで、自分の力…

現代の「ワクワク、ドキドキ」が踏みつけにしてるもの

*梅酒撮ろうとしたら、ウメボシしか無かった笑 デトックスウォーター?水素水?なにかの間違いだろ?梅酒でも飲んどけ。 生きてるだけで空間を占有し、空気を収奪しているのが生命である。とりわけいまの地球で食物連鎖の最上位に君臨する人類は、最も高次に…

正しいニュースの作り方。

*ニュース番組の壁紙っぽい、意味のない前向きさが感じられる図版。 ニュース番組の不思議 定時的な報道、つまりNHK夜7時のニュースとか毎日発行される大手全国紙などのことだが、あれは大変不思議な存在である。ニュースとは、発生時刻も、重要度も、進行も…

時代の閉塞感の正体見たり。

自分の魂売って他者にならないと職にありつけない。これが戦後社会の基本構造であって要するに日本死ね。 <了>

充実した毎日とは何か。

まいにち充実して暮らしたいと思っている。人生最後の日までそうして生きたい。 でもそれは面白おかしく笑って過ごせればそれでOKってことではないし、映画やテレビといった娯楽に向かって自分をマヒさせていくのとも違う。パートナーや家族がいれば満足かと…

出会いとは何か

何兆年あるか知れぬこの宇宙の歴史の中で、あなたと私が睦みあえるこの瞬間こそが奇跡である。そこを見据えていこうではないか。 そこを見ないで、いったいどこを見るというのか。 年齢の差、境遇の違いなど、ありはしない。 同じ空間で呼吸しあえるその1点…

「さっさと~するべし」とか、 「~すればいいだけ」とかの調子いい物言いは、愚鈍への先鞭だ。

違和感のある言い方がある。ホリエモンやイケダハヤトといったネット有名人がtwitterなどで多用する「さっさと~するべし」とか、「~すればいいだけ」という、切捨て型・集約型の口癖のことである。この手のいいかたが以前からどうも鼻について仕方がない。…

アイドルに切りつけるやつは幼稚で孤独で無効なテロリストであるがしかし…

画像引用元 http://www.irasutoya.com/ アイドルに切りつけるやつは幼稚で孤独で無効なテロリストであるがしかし…またアイドルをめぐる事件があったので、アイドル産業をそれにハマる心理面から、あえて上から目線で考えたい。アイドルとは基本はまず動物園…

AIに凌駕されちまうことへの待望論。

70年代後期におけるレコード時代の話だが、当時早弾きギタリスト合戦みたいなことが音楽シーンでは興っていた。そのころはクロスオーバーブーム(フュージョンの前身ジャンル)やへヴィメタルムーブメント(これは80年代だが)などと称されており、それは結…

自分の声が気色ワルイのはなぜなのか。

ほんとうの自分を追い求めて 人は自分の声がわからない。自分の耳に響くそれは、自分の頭蓋骨というフィルターを通して部分的に響いてるものなので、外部に響く声とは違っている。録音された自分の声が嫌い、ゾクッとする、恥ずかしいオゾマシイと思う人は多…

ぼくには経済が分からない。

日本の貨幣/紙幣。 画像引用:http://01.gatag.net/ ぼくには経済が分からない当方、資本主義、キャピタリズムといわれる社会に生を受けたが、小銭以上の「資本」を有したことはなく、また、株式会社だらけの世に暮らし何十年となるが、株の買い方も、どこで…

「地に足を着け、自分の生をいきる」とは、どういうことか。

地球の構造 1:内核、2:外核、3:下部マントル、4:上部マントル、5:地殻、6:地表 *wiki「地球」項目からの引用 地球の構造は人の内面にそっくりだよくある人生訓に「地に足を着けよ」というのがある。あっちにフラフラこっちにヒラヒラと、ありもしない…

AIとか人工知能の開発に関し、思うこと。

bylines.news.yahoo.co.jp AIとか人工知能でマシンと対話 上にリンクした元記事は、「お話できる」ニューガジェット、ロボット型携帯電話「ロボホン」とやらに搭載される会話AI開発にまつわる文章。「対話」の本筋を考える上で触発的な論考である。「感覚が響…

歴史遺産など「解体」せよ。

人類の栄光ある歴史の遺物をたてまつるのが、世に言う歴史遺産である。そこには、先人たちの持っていた畏敬の念、知性の集積、技術の粋が凝縮されているとされている。なるほどそれはそうだろう。 だが、そうであってもやはり歴史遺産は現代からみた矮小な評…

九州熊本地震への処方箋。

熊本をタイトルに掲げながらも、図版は福島県の汚染地図2011年8月版。この県境と同心円での表現に根本的な違和感を覚える。有事の際ここにあるような同心円上での「爆心地」からの距離、震度などの恣意的数値、自治体の境界線といった、もっともらしいがよく…